生活

美女プロカメラマンによるプチ講座 カメラマンの川床和代さんが、簡単にキレイな写真を撮るコツを伝授!

仕事用の撮影シーンでは、時には暗い場所で動く人を撮らなければなりません。カメラの基本性能を理解することで、大事な瞬間を逃すことなく、確実な写真を撮るコツを身に付けましょう!

Step 1 まずはカメラ基本用語を覚えよう

シャッタースピードⒶ
○分の1秒を表す。シャッタースピードが早ければブレは少なくなるが、レンズに入る光の量が少なくなるので、ISO感度を上げたり、明るいレンズ(F値の数値が小さい)が必要となる。

F値Ⓑ
F値を大きくすると、ピントの合っている部分の前後もピントが合っているように見える。逆に小さくすれば、小さくするほどピントの合って見える範囲は狭くなる。

ISO感度Ⓒ
数値が大きくなるほど感度が高くなり、光をとらえる能力が上がるが上げすぎるとノイズが出るので適正値を見分けることが重要。


モデル機種:OLYMPUS PEN Lite E-PL6

モードダイアルⒹ
iAUTOオートやSCNシーン別のほか、ISO感度と絞りはカメラが自動設定してくれるSシャッタースピード優先、絞り以外をカメラが自動設定するA絞り優先、Pプログラム、Mマニュアルモードのほか、ARTアートフィルターなどがある。

Step 2 機能を上手に使いこなそう

シャッタースピード
カメラの機種にもよるが、オリンパスならSモードで1/60以上でシャッターを切ることで、動く被写体もブレずに捉えることができる。

+-調整
露出補正機能+-で明るさを調整。明るすぎる場所や暗い場所での撮影で撮影ターゲットに合わせて利用する。

ISO感度
ISO感度を上げれば光を捉える能力が上がるため、シャッタースピードが早くなる。暗いところでの撮影では手ブレを抑えることもできる。

プチ講座 ステップアップできる撮影術

暗めの場所で撮影しなければならない時、カメラの設定で重要になるのは「シャッタースピード」「+-(露出補正)調整」「ISO感度」の3点です。
限られた時間内で撮影しなければならないケースも多いと思いますので、会場に着いたらまずその場を数枚撮ってみることで、事前に明るさと色味を確認しておきましょう。オリンパスのカメラはぶれに強いので、モード設定iAUTOもしくはS(シャッタースピード優先、ISO感度と絞りはカメラが自動設定)で試してみると良いかと思います。iAUTOでも、明るさや色合いは別途調整が可能です。Sモードでは、シャッタースピードを60分の1以下にしないように注意してくださいね。ISO感度を調整する場合は、展示会場にもよりますが、大体3200ほどでしょうか。
スピーチをする人を撮影する際は、思うような角度や表情でこちらを向いてくれるとは限りませんので、とにかくシャッターを切ることです。連写モードで撮影し、良いものを選ぶのもひとつ方法だと思います。
イベント会場の撮影やマーケティングレポートの際は、関連する看板表示や外観撮影もお忘れなく。
それでも記録が心配な時は、私たちプロカメラマンにお任せください!(笑)


Photographer
川床和代
Kazuyo Kawatoko

NIPPON CREATE Ltd., Part. 在籍
雑誌社にて写真を学んだのちにフリーランスへ。
タイ在住の日本人を中心に月1回程度、テーブルフォトの基本や、ローカル市場などへのフォトウォークなどを行うワークショップ<TOKO TOKO PHOTOGRAPHY>を開催している。
バンコクの美味しい屋台を集めた本<タイに行ったらこれ食べよう!>好評発売中!バンコク伊勢丹紀伊国屋、アマゾンにて電子書籍でもお求めいただけます。

WEB : www.tokokawatoko.com
WORKSHOP : https://www.facebook.com/tokotokophotography

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