工業生産に関するテクノロジーとビジネス・ソリューションが一挙集結! Thailand’s Largest Manufacturing and Supporting Industries Event MANUFACTURING EXPO 2017

6月21日~24日の4日間、14回目となる「MANUFACTURING EXPO2017」がBITEC(バンコク国際貿易展示場)において開催される。今回の展示総面積は昨年の20%増となる5万平米で、工業系展示会の規模としてはASEAN最大となる。ヨーロッパ、台湾、中国など46ヵ国から2,452ブランドが出展予定であり、その半数以上を占めるのが日本企業だ。4日間を通して7万人以上の来場者を見込む、同展示会の全貌を紐解く。

Interview③


MISUMI (THAILAND) CO., LTD.
Director, Press Die Division and Mold & Injection Division
川辺 道大氏

―日本仕様の高品質商品をグローバル確実短納期でお届け

ミスミグループは、FAなどの自動機の標準部品を主に扱うFA事業、自動車や電子・電気機器などの金型部品を主に扱う金型部品事業、新たな流通事業としてミスミブランド以外の他社商品も含めた生産設備関連部品、製造副資材やMRO(消耗品)などを販売するVONA(ヴォーナ)事業で構成されています。
タイでは1997年1月に現地法人MISUMI (THAILAND) CO., LTD.を設立し、現在の取り扱い商品は400万点、1,600ブランドを超え、うち4万7,000アイテムをラヨン県のイースタンシーボード工業団地に在庫しています。私が事業責任を担っているタイ金型部品事業では、日系企業とタイのローカル企業を中心に、自動車関連製造業をはじめ、家電や精密・電子機器関連メーカーとも広くお取引をさせていただいています。
また、ミスミグループとしては、ASEAN諸国においてシンガポール・マレーシア・インドネシア・ベトナムに現地法人を有しており、それ以外の国に対してもシンガポールから輸出販売を行っております。お客様の多くがグローバルに事業を展開されているため、「日本仕様の高品質商品を、グローバル確実短納期でお届けできる」ことが当社グループの強みになっています。

―金型用部品からプラスチック成形関連へ商品ラインナップを拡大

タイの自動車生産台数は、240万台を超えた2012年のピーク以降、200万台に届かない水準での横ばいが続いており、その影響を受けて金型生産数量も停滞が続いています。そのような中、ミスミタイの金型部品事業においては、エアコンなどの家電やプリンターなどの精密・電子機器の金型需要を取り込むことで売上高前年比増を継続しています。
一方で、金型を大量生産する中国企業の台頭や自動車業界での部品共通化の流れの中で、今後新規金型数の大幅な伸張は期待できません。そこで新たな取り組みとして、金型を使用する成形現場で使われるスクリューなど射出ユニットの交換部品や洗浄剤(パージ剤)などの消耗部品の販売も開始いたしました。

―「MANUFACTURING EXPO 2017」出展にあたり

ミスミと言えば金型部品やFA部品の印象がまだまだ強く、プラスチック成形関連の交換部品や消耗部品の取り扱いを始めたことを知らないお客様が多いのが現状です。
今回の出展を通じて、金型やFAだけではなく“成形もミスミ”と積極的にPRしたいと考えています。当社のブースはInter Moldエリアになります。プラスチック成形関連の射出ユニットの交換部品や洗浄剤、取出機のチャック板設計支援ソフト、プレス関連のガススプリング配管設計サービスや検具商品など新しい商品やサービスを多数展示し、デモを実施する予定です。ぜひ当社ブースにお立ち寄りいただき、商品の現物をご覧ください。

―ビジターとして、MANUFACTURING EXPOを訪れる理由は?

当社はマレーシアの金属プレス加工業です。創業は1990年で、主に国内外の自動車アッセンブリ企業(ティア1)向けに品質を重視した製品をご提供しています。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に代わり、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)が妥結・発効されれば、ASEAN域内の製造業界はさらに活性化し、まだまだ成長していくと思っています。同時に、国境を越えて拡大する市場に対し、企業は各々のプレゼンスを確立していかなければなりません。
そのために欠かせない、品質と生産性を向上させるための最新技術が集まる場として、MANUFACTURING EXPOは決して見過ごすことのできない存在です。私は同業他社をはじめ、機械サプライヤー、自動化技術者などとのネットワークを獲得するため、毎年会場に足を運んでいます。ここで得たコネクションが次の事業につながることもあります。事実、現在進めている海外プロジェクトは、昨年出会った出展企業と進めているんですよ。

―今年、同展示会に期待していることは?

今回、MANUFACTURING EXPO 2017を訪れる主な目的は、プレス機械と自動溶接技術に関する最新情報の収集です。ほかにも当社で将来導入・活用できる製造設備がないか、いつも会場はくまなく見て回っています。
製造業者にとって、MANUFACTURING EXPOのような展示会は、機械技術の見本市にとどまらず、将来のビジネスパートナーになるかもしれない、新たな出会いを創出してくれる有効なプラットフォームです。今年もたくさんの出会い、発見に期待しています。


TITAN METAL WORKS SDN. BHD. (Malaysia)
Senior Manager
Mr. Danny Ng / VIP Visitor of MANUFACTURING EXPO

【展示ブース場所】
Hall 103, Booth No. 3B19

Exhibit space is open for reservation.
Tel : +66 2686 7299
Mail : manufacturing-expo@reedtradex.co.th
Facebook : manufacturingexpopage
URL : www.manufacturing-expo.com

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