人材 2018.04月号

手順を正しく伝え、 生産性を引き上げるには?

人手不足、賃金高騰に悩むサービス業や製造業では、生産性向上や品質維持が課題となっている。「既存業務(手順・方法)の仕組み化が生産性向上につながる」と話すのは、株式会社スタディストの豆田裕亮氏だ。

業務可視化・標準化・マニュアル化のプロであるコンサルタント集団が起業した、株式会社スタディストが開発・運営するクラウド型マニュアル作成・共有プラットフォーム「Teachme Biz」。導入実績は大手から中小まで約1,900社を誇り、業界は銀行、保険から小売、飲食、宿泊、物流、医療までと幅広い。東南アジア諸国においても、サービス業を中心に導入ケースが増えているという。

同社の創業メンバーである豆田氏も、自動車関連メーカーに対するコンサルタントを長年勤めてきた人物だ。

「多くの企業が働き方や業務のあり方を変えたいと思っているにもかかわらず、なかなか実態が変わらない最大の理由は、『業務そのものを正しく整理し、捉えられていないから』と言えます。まずは業務の実態を正確に把握し、あるべき姿を具体的に描くことです。そしてそれを確実に遂行するには、業務の見える化・標準化・マニュアル化・ツール化から構成される仕組み化が鍵になります」。

業務内容を関係者に共有し、いつでも、誰でも、何度でも同じ手順で実行できるようにする施策の王道といえば「マニュアル」だ。しかし、マニュアルは作成に人員的・時間的な負担がかかる上に、海外では言語の壁も立ちはだかる。殊にタイにおいて、文字だらけのマニュアルは非効果的というのが通説ではないだろうか。では、マニュアル以外はどうかと言えば、研修は終われば忘れてしまうし、OJTは人によって言うことが違う懸念点が残る。

これらの課題を解消した「Teachme Biz」は、スマートフォンやタブレットで撮影した写真や動画から、簡単な操作のみで業務の可視化、ビジュアル型マニュアルの作成・編集が可能(図参照)。保管・管理はクラウドサーバーで行うため、あらゆる場所と端末から確認することができる。マニュアルの改訂時も作業は至ってシンプル。配信・閲覧管理機能を活用すれば、関係者への閲覧指示、閲覧記録ができる。簡単かつ確実に管理・運用できる仕組みが、「Teachme Biz」の大きな特長だ。

 

株式会社スタディスト
執行役員
グローバル事業部 部長
豆田裕亮

早稲田大学大学院理工学研究科卒。株式会社インクスにて大手自動車メーカーの設計製造コンサルティングに従事し、その後、2007年に同社経営企画室。2011年3月に株式会社スタディストに参画。CMOを経て、TeachmeBizの海外事業を担当。

 

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