国際交流基金、マンガのルーツを辿る展覧会「マンガ・北斎・漫画」展を8月開催

2017.08.10


© しりあがり寿 2015 © アダチ版画研究所

 
国際交流基金バンコク日本文化センターは8月17日から日タイ修好130周年を記念し、「マンガ・北斎・漫画 —現代日本マンガから見た『北斎漫画』」展を開催する。同展は、世界的な人気を博している日本のマンガと、その「起源」と見なされる葛飾北斎による『北斎漫画』を比較・対照して展示するマンガ展史上初の試みだ。イタリア、ベルギー、アイルランド、ベトナム、フィリピンを経て、今回、タイでは初めての開催となる。

海外では現代マンガのルーツを説明する際に、江戸時代の絵手本『北斎漫画』がよく参照されるという。同展では、実際に『北斎漫画』の中のマンガ的表現や、現代マンガの中での浮世絵的表現を視覚的に比較してみることで、「北斎漫画=現代マンガのルーツ説」を検証。また、この両者の受容者にも焦点を当て、『北斎漫画』と現代マンガの接点や相違を復刻本およびパネル、複製原画などで提示する。

 

曲亭馬琴(作)・葛飾北斎(画)
『椿説弓張月』1807[-1811]
国立国会図書館蔵

 

展覧会のアートディレクションは「赤塚不二夫展」や「エヴァンゲリオン展」などの会場構成・アートディレクションを手がけ、江戸の視覚文化にも造詣が深いデザイナー・祖父江慎氏が担当。『北斎漫画』と、劇画から学習マンガや同人誌に至るまで、多様な現代マンガと、石ノ森章太郎氏や杉浦日向子氏そして、海外で人気を誇る佐伯幸之助氏といった現代マンガ家、さらに江戸時代の浮世絵師による北斎の肖像画などを素材に展示デザインを手がける。また、しりあがり寿氏をはじめとする現代マンガ家による、『北斎漫画』をめぐるオリジナル制作も展示される。

 

杉浦日向子「百日紅」1983[-87]
© 杉浦日向子・MS.HS

 

【展覧会情報】
■バンコク
オープニング:8月17日(木)
17時半~ オープニングトーク
語り手:チャイヨシ・イサボラパント助教授(シラパコーン大学)
19時~ オープニング
会期:8月17日(木)~9月22日(金)
11時~19時(月曜日、祝日休館)(入場無料)
会場:シーナカリンウィロート大学
g23 art gallery, Prof. Dr. Saroj Buasri Innovation Building, SWU
114 Sukhumvit 23 Rd., Wattana, Bangkok 10110
TEL:02-649-5000 ext. 12060または12063

■チェンライ
オープニング:10月7日(土)
14 時半~ オープニングトーク
語り手:プラサート・パリットポンカーンピム氏(精神科医)
17 時~ オープニング
会期:10月7日(土)~11月2日(木)
10時~19時(入場無料)
会場:アートブリッジ チェンライ(ABRC)
Art Bridge ChiangRai (ABCR)
551 Moo 1,Ban Doo, Chiang Rai 57100
TEL:088-418-5431, 05-316-6623

■ハジャイ
オープニング:11月14日(火)
18時~ オープニング
会期:11月14日(火)~12月5日(火)
9時~16時(日曜日、祝日休館)(入場無料)
会場:プリンス・オブ・ソンクラー大学
PSU Art Gallery, Art and Cultural Center, Prince of Slongkla University
15 Kanjanayanich Road, Hat Yai, Songkhla 90110
TEL:07-428-2000

 

主催:
国際交流基金バンコク日本文化センター
シーナカリンウィロート大学文化芸術研究所
アートブリッジ チェンライ
プリンス・オブ・ソンクラー大学文化芸術センター

後援:
在タイ日本国大使館
タイ国日本人会
日タイ修好130周年記念

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