マツダ、タイのパワートレイン工場にエンジン機械加工工場を開所

【同社提供】

マツダは19日、チョンブリ県にあるパワートレイン生産拠点「マツダパワートレインマニュファクチャリング(タイランド) Co., Ltd.」(以下、MPMT)のエンジン機械加工工場が開所したと発表した。同日、MPMTが主催した開所記念式が行われ、同社の小飼雅道代表取締役社長兼CEOらが出席した。

小飼社長は、「MPMTはマツダがタイで一貫したクルマ造りを実現するために欠かせない重要な生産拠点。自動車の基幹部品であるエンジンの生産体制が一層強化されたことは、マツダ車を顧客によりタイムリーにお届けすることを意味する。今後も、高品質なクルマ造りに努め、顧客の日常をさらに彩るマツダ車をお届けしていく」と述べた。

MPMTの向田光伸社長兼CEOは、「MPMTが設立から今日に至るまで着実に歩みを進めてこられたのは、多くの方のお力添えによるものである。お取引先様とともに造りあげたMPMT製のエンジンを搭載したマツダ車が、顧客にとってかけがえのない存在になることを願う。これからも、地域に根ざした高品質なクルマ造りと将来の自動車産業をけん引する人財の育成などに取り組む」と述べた。

同社は、タイにおける車両・エンジン・トランスミッションの一貫した現地生産体制を拡充させるべく、新たに221億円を投じて、エンジン機械加工工場の新設とエンジン組立工場における生産ラインの能力増強などを実施。MPMTにおけるエンジンの年間生産能力を3万基から10万基に拡大する。

また今後、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」の量産を開始するとともに、同エンジンを従来の出荷先であるタイに加え、マレーシアとベトナムにあるマツダ車生産拠点に輸出する計画だ。

 

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