地方銀行19行、「タイ日系企業ビジネス交流会」を開催

タイに拠点を持つ地方銀行19行は5月11日、バンコクで「タイ日系企業ビジネス交流会」を開催した。3回目となる同会は、タイに拠点を持つ地方銀行の全19行が集結し、481社588名が参加する過去最大規模となった。

参加者は交流を深めたい業界を予め指定できるため、座席に到着するやいなや名刺交換が始まり、各テーブルは賑わいを見せていた。

前半は「タイ人と働く」と題して、メディエーターCEOのガンタトーン氏が講演を行った。後半は食事を楽しみながら交流を深めた。

参加した共立電気計器タイの久松尚氏は「タイやタイ人のことを分かっているようで分かっていないかも、分かったつもりになっていないかを確認できた。在タイ期間も長くなり経営者として視点を広げるため、あえて非製造業との交流を希望し、異業種の方の話を聞け刺激になった。経営者として絶えず勉強は必要」と述べた。湘南ユニテックタイの橋本真一氏は「メーカーとして現地調達を進めている。日本で取引実績のある企業がタイに進出していれば話は早いが、そうではない。そんな時同会の話が入ってきた。日本にいては接点を持ちにくい各地方の企業が、地銀を介し集結するのは海外バンコクならではだろう。このような機会は非常にありがたい」と述べた。

時間の都合から希望企業と交流を図れなかった企業は、別途地銀を通じてセッティングの場を設けるという。

<19行>
足利、大垣共立、京都、群馬、山陰合同、滋賀、清水、十六、千葉、中国、八十二、広島、百五、福井、福岡、北都、北洋、北陸、横浜

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