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Book Review 社長が紹介する、一冊 NONAKA PRECISION CO., LTD. グループ代表取締役 野中 遼

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NONAKA PRECISION CO., LTD.
グループ代表取締役 野中 遼
1984年、東京都生まれ。大学を中退し、金型洗浄機の会社に従事。タイ国内において金型の需要が拡大している事を受けNonakaPrecisionを設立。タイに3支店また中国や香港、ベトナムにも現地法人を有し、アジアにおいてNonakaグループを統括。
NONAKA PRECISION CO., LTD.
Asoke 17 Floor, 253 Sukhumvit 21 Road, Klong Toey Nua,
Wattana, Bangkok 10110
www.nonaka.co.th

『自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか』
岡本太郎著 青春文庫 183B

okamototarou

没後約20年が経つ今も、日本人に刺激を与え続ける芸術家であり、文筆家でもあった岡本太郎晩年の著書。「自信なんて持つな」「成功しようなんて思うから、うまくいかないのだ」「やるからには、中途半端はいけない」「自分自身と戦え」など、常識とは無縁の岡本太郎らしい、力強さと瞬間を生きる情熱に溢れた一冊だ。
一昨年、視察先で一緒になった“ノマドワーカー”で有名な安藤美冬さんに勧められ、この本に出会ったという野中社長。大学在学中、タイで金型洗浄機を営む父親の知人のもとで働いた経験から、タイでの起業を決意。日本の大学は中退し、周りから反対を受けながらも、エアコンなしの6畳間で一日1食のタイ飯という暮らしからスタートし、気合いと根性で会社を大きく成長させた。口で言うのは簡単だが、実行するのは大変なことを、岡本太郎は気持ち良いほどズバリと言う。周りの反対を押し切りながらも、自身のパッションを信じてやり抜き、形にしてきた野中社長にとっては、岡本太郎¥のメッセージと、自分の生き方がリンクしたところがあったという。
「当時は思い立ったらやってみないと気が済まず、今でも中途半端では何も得られないという考えは変わりません。やろうとしないから、やれない、その通りだなと。岡本太郎の言葉は、情熱的でストレート。世間一般のルールに囚われることのない力強さに、『こういう生き方もいいのかもしれない』と、エネルギーを与えてくれるような、生き方のヒントが得られる本です」。

42-48-6

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