最新鋭のテクノロジーと、ローカライズされた商談機会が集結 東南アジア初、「段ボール」と「カートン」に特化した国際見本市

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食品や化粧品などのパッケージから、家具・家電・電子デバイスの包装、物流用の梱包まで。あらゆる業種で必要となる「段ボール」と「カートン」の国際見本市が、9月21~23日の3日間、バンコク国際貿易展示場(BITEC)において開催される。
欧州を中心に展示会を企画・運営する英Mack Brooks Exhibition社のマイケル・ウィルトン氏は、『CCE South East Asia ‒ Thailand 2016』は在ASEAN日系企業にも有益な展示会だと話す。

『CCE South East Asia』の見所は?

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『CCE South East Asia』はASEAN地域で唯一のカートン関連展示会で、当社がドイツ・ミュンヘンで開催している『CCE International』を東南アジア向けに初めて開催するものです。今回は日本、中国、ドイツ、アメリカをはじめとする14ヵ国から80以上のサプライヤーが参加し、段ボールとカートンの資材、製造・加工機械やシステム、デザイン、印刷、保管など、資材からパッケージングまで、あらゆるプロセスにおける技術や製品・サービスを出展します。
段ボールとカートンは、食品・化粧品・医薬品などのパッケージ、家具・家電・電子デバイスの包装、物流用梱包、資材を用いたリテール用ディスプレイや商品など、多くの業界で幅広く使用されています。今回はこのような用途に関連する世界最新鋭の機械デモンストレーションや、生産性の 向上、時短、コスト削減などのソリューションも集結します。会期中は業界のトレンドなどをテーマにした、セミナーやワークショップも開催予定です。
また、後援にThai Corrugated Packaging Association (TCPA), Thai Screen Printing & Graphic Imaging Association (TSGA), Thai Pulp and Paper Industries Association (TPPIA), Thailand Convention & Exhibition Bureau (TCEB)を迎えることで、タイでのネットワークを構築する、プラットフォームとしての機能も備えました。

タイ・バンコクで開催する目的は?

まず人口6億人を有する、経済成長著しいASEAN市場に注目しました。若い中間層の生活が豊かになり、購買欲が高まれば、食品や医薬品、家電やレジャー商品などのニーズが増え、パッケージや物流へのニーズも高まります。タイは東南アジアの製造ハブであり、周辺国の物流ハブでもあります。国内外からのバンコクへのアクセスが良かったこともポイントになりました。
一方で、タイは製造ハブとしての成長に必要な高度技術やネットワークを必要としています。ASEAN経済共同体(AEC)が発足し、今後は周辺国との国際競争もますます激化していくことが予測されることから、世界の第一線を行く技術やトレンドが求められていると判断しました。

日系企業に来場が勧められるのはなぜでしょう。

最先端の技術は日本にもありますが、今回は東南アジア市場向けに特化し、よりローカライズされた内容を盛り込んでいます。日系企業が現地生産を行う上でのサプライチェーン構築や、現地市場を相手にしたビジネスチャンスの向上と拡大に役立つ内容が見つかるはずです。中でも中小企業にとっては、現地の有力なパートナーと出会える、ビジネスマッチングの場としても活用してもらえると思っています。

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