メコン地域における内視鏡外科手術普及を目指す MESDAが発足、オールジャパンで取り組み

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メコン地域(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)における内視鏡外科手術普及促進のため、研修・教育活動を継続して行い、同外科手術の技術・安全性向上、知識を展開することを目的としたNPO法人『 MESDA(Mekong Endo-Surgery Development Association)』が設立された。理事長を務めるのは北野正剛氏(国際内視鏡外科連盟理事長、日本内視鏡外科学会名誉理事長)で、理事はメコン各国からの代表者により構成されている。

event reportオープニングセレモニーで挨拶するMESDAの北野正剛理事長

MESDAは日本経済産業省、メディカル・エクセレンス・ジャパン(MEJ)をはじめ、日本内視鏡外科学会、大分大学や北里大学をはじめとした日本の医科系大学からなるアジア内視鏡人材育成支援大学コンソーシアム、日系企業などが支援するオールジャパンのプロジェクトとなる。
MESDAの研修は、チュラロンコン大学病院、シリラート病院およびオリンパス社の研修施設T-TEC(Thai-Training & Education Centre)で行われる。日本から指導医を派遣することにより、日本式の内視鏡外科手術普及に加え、日本製医療機器を使った研修であるため、日本製品の普及促進といった側面も持つ。
7月29日にはMESDAのオープニングセレモニーがT-TECにおいて開催され、また同月28日、29日の2日間は、T-TEC内でMESDAによるメコン地域の若手医師に向けた腹腔鏡手術研修が実施された。

event reportオープニングセレモニーの一場面

event report研修施設T-TEC

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event reportトレーニングの様子

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