ビジネス・経済 2018.11月号

GDMが解説する<業界動向> -金融セクター編-

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タイ経済を読み解くにあたり、SET(Stock Exchange of Thailand)に上場している企業の売上規模を把握しよう。 第11回は、金融セクターのメインプレーヤーをご紹介。

金融セクターの動向

海外投資を背景に成長してきたタイですが、ここ数年間に目を向けると大洪水や軍事クーデターなどの影響もあり経済の成長力は鈍化傾向にありました。しかし、2017年の実質GDP成長率は+3・9%と直近数年間では最高の伸び率となり、18年についても成長率の見通しは+3・6%~4・6%になると見られ、この傾向は今後も続くと予想されます。

今回取り上げるのは、銀行やノンバンク、証券・保険の分野を扱っている金融セクターです。その中から、生活や仕事のあらゆるリスクをヘッジしてくれる「保険」にフォーカスします。(※今回取り上げる保険分野は、民間の保険会社のみです)。

保険分野は、主に生命保険や損害保険、保険業者に対して提供する再保険に分類されます。

タイの保険分野全体の特徴としては、タイ国民の所得格差が大きく、個人の場合は民間保険に加入するのは比較的富裕層に集中している点です。

損害保険は、タイは先進国に比べて賠償責任に対する意識が低く、あまり重要視されていない点がしばしば指摘されます。しかし、逆に個人や企業の賠償責任に対する意識が変われば、伸びていく可能性があると言えます。

各会社に目を向けると直近3年間の保険料収入としての業績はどの会社も芳しくなく、他の金融サービスや投資運用収益で現状の収益を維持しています。また同時にIT技術の活用等によるオペレーションの効率化とそれに伴う営業費用の削減、利益率の増加のための施策を実施しています。

経済状況や社会の変化に伴うリスクの変化によって、柔軟に対応する必要のある分野ですので、今後も定期的に注視する必要があるでしょう。

出典:SET

※ランキングは、SETに上場している企業のセクター別売上額を基準にしています。
※本資料は情報提供を唯一の目的としており、予測・分析の妥当性などは独自でご判断ください。

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