ビジネス・経済 2019.02月号

GDMが解説する<業界動向> -金融セクター編-

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タイ経済を読み解くにあたり、SET(Stock Exchange of Thailand)に上場している企業の売上規模を把握しよう。 第14回は、金融セクターのメインプレーヤーをご紹介。

金融セクターの動向

海外投資を背景に成長してきたタイですが、ここ数年間に目を向けると大洪水や軍事クーデターなどの影響もあり経済の成長力は鈍化傾向にありました。しかし、2017年の実質GDP成長率は+3・9%と直近数年間では最高の伸び率となり、18年についてもタイ経済成長率の見通しは+3・6%~4・6%になると見られ、この傾向は今後も続くと予想されます。

今回取り上げる金融セクターは、銀行や保険、ファイナンス・セキュリティの分野です。その中から、証券やリース、クレジットカードなどを提供している「ファイナンス・セキュリティ」にフォーカスします。

ファイナンス・セキュリティ分野は、証券やリース、カード、金融アドバイザリーなど異なる業態の企業が含まれるので一概に比較することは難しいですが、タイの特徴として、クレジットカード要件を満たせない人も多く、消費者金融等が日本よりも一般的であることが挙げられ、金利も高めに設定されています。

自動車やモーターバイクの購買に関わる個人向けのローンや消費者金融を提供している企業が成長している傾向にあり、金融商品を取り扱う証券会社は業績が停滞しています。
証券取引においては、市場全体の1日あたり平均取引高が他先進国と比べて多くなく、17年度は取引高の※減少傾向があったことから、証券会社では金融アドバイザリー等他のビジネスに力を入れている傾向があります。

 

※タイ証券取引所(SET)によると17年度の1日あたり平均取引高は、一部上場(SET)と二部上場(MAI)を合わせて501億13百万バーツであり、前年度と比較して約4・6%減少しています。

出典:SET

※ランキングは、SETに上場している企業のセクター別売上額を基準にしています。
※本資料は情報提供を唯一の目的としており、予測・分析の妥当性などは独自でご判断ください。

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