中野陽介コラム

14 【スキマ経済】「車をお店に変える路上ワーカーたち」 ペルー / アルゼンチン / タイ

14 【スキマ経済】
「車をお店に変える路上ワーカーたち」
ペルー / アルゼンチン / タイ

僕は、車は移動するためだけのものだと思っていました。車の上の空間をなにかに利用するなどとは考えたこともありませんでした。

でも、ペルーのリマで偶然見かけたこの車を見て、自分の世界観の狭さを思い知りました。その通りです、車のボンネット上というスキマは経済を作れる十分なスキマ空間で、そこを有効利用すれば車は服屋になれるのです。

駐車が許された場所なら誰にも迷惑がかからない。注意されたら、ササッと移動すればいい。アルゼンチンのブエノスアイレスでは、車のボンネット上に骨董品や雑貨を置いて雑貨セレクトショップがオープンしていました。ちなみに、タイのバンコクではタクシードライバーのベットになっていました。


中野陽介

芸術家。1987年福岡生まれ。07年渡米、Los Angeles City College卒業。数々の映画制作に参加後、芸術に目覚める。12年 渡タイ、バンコクで芸術家とサラリーマンの2足のわらじ生活を送る。16年に1年間で22ヵ国を巡る世界一周旅を敢行。自作の「芸術入門サイト」(art-geijutsu.com)は10万アクセス突破。作品や活動記録は下記サイト参照。
yosukenakano.com

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