旅行

もっと世界を楽しもう。憧れの景色を求めて H.I.S.で行く、スイスの旅

ドイツ・フランス・イタリア・オーストリアに四方を囲まれたスイスは、初夏が訪れる6月からが観光のベストシーズン。美しく雄大な自然と文化あふれるこの国が、今タイ人の間で憧れの場所になっているという。


【左】西岡 功二(H.I.S. TOURS CO., LTD. / 法人団体営業部 支店長)
【右】大谷 知也(H.I.S. TOURS CO., LTD. / 法人団体営業部)

バンコクからスイス最大の都市であるチューリッヒまでは、スイス航空とタイ航空が直行便を毎日就航している(飛行時間は往路約12時間、復路約11時間)。
「タイ人のお客様は時間を有効に使える夜行便を好まれる方が多い傾向にあり、国内での移動手段はバスが主流です」と話すのは、H.I.S.タイ法人団体営業部・支店長の西岡氏。

気の観光ルートは、スイス北部のチューリッヒ国際空港から南西に位置する首都ベルンに寄り、さらに南西のレマン湖に面したモントルーを抜け、イタリア国境のツェルマットで名峰・マッターホルンを観光、そこから北上してインターラーケンでショッピングを楽しみ、チューリッヒに戻る―というコース(モデルスケジュール参照)。
スイスの国土面積は九州よりも少し小さく、都市間を車で1時間半程度で移動でき、1週間で十分に多くの都市を巡ることができる。

アーレ川に囲まれたベルン旧市街の街並みは、ユネスコ世界遺産に登録されている。

同社の大谷氏は、「スイスはタイ企業のインセンティブ旅行先としても注目度が高く、中でもツェルマットは、必ず旅程に入れたいとのリクエストをいただいています」と話す。
ツェルマットは、スイス南西部の小さな町で、イタリアとの国境にそびえ立つ、標高4,478メートル山・マッターホルンの麓にある。アルプス観光の拠点として、年間を通して賑わうスイス国内きっての観光地だ。歩いて回りきれるほど小さな町だが、土産物店やレストランが揃い、複数ある展望台からはさまざまな角度のマッターホルンが臨める。

「ツェルマットからは、どこからと言っても良いほど、雄大なマッターホルンの姿を眺めることができます。朝焼け、夕焼け時には山の先端が朱色に染まった幻想的な景色が広がり、湖に映り込む“逆さマッターホルン”も格別です」(大谷氏)。
ツェルマットからの移動は、世界有数の景勝を誇り、ルートの一部が世界遺産にも登録されている氷河特急(Glacier Express)の利用も可能(※1)。山間を走り抜ける鉄道で旅する体験は、忘れられない思い出となるはずだ。

名峰マッターホルン。展望台、グレッシャー・ホルン(標高3,883m)からは間近に望むことができる。

雄大なアルプス山脈をバックに広がる緑の牧草地と、可憐に咲いた色とりどりの花々。きらめく湖、どこまでも続く青空、ノスタルジックな古民家、芸術的な近代建築と、スイスにはどの町にも必ず画になる景色がある。タイ人がスイスに憧れる理由も、このロマンチックでフォトジェニックな風景にあるのだ。
「スイスは夏を迎える6月から8月頃までがベストシーズンとなります。朝晩は冷え込みますが、昼間の気温は20度前後と過ごしやすく、ハイキングにも最適な気候です」(大谷氏)。


ルツェルンのシンボル、ロイ ス川に架かる屋根付きのカペル橋は14世紀中頃に造られたもの。

スイスを訪れて感じるのは空気のおいしさ。前出のマッターホルン麓町・ツェルマットでは、大気汚染を防ぐために電気自動車の使用が条例で定められているのだとか。空気がおいしいと食事もおいしくなるもの。チーズフォンデュやラクレットといった郷土料理はもちろん、高品質で希少価値の高いスイスワインもお忘れなく。


モントルー郊外のレマン湖畔に佇む「シヨン城」。湖に浮かんでいるかのような眺めは幻想的。

旅のスケジューリングは、旅のプロであるH.I.S.が提案してくれる。タイ人のスイス渡航時に必要なシェンゲンビザ(※2)の取得手配も代行可能だ。同社はヨーロッパ各地に支店があるだけでなく、現地手配事業との提携で強力なネットワークを構築しており、旅の重要事項である「安心」が得られる点でも心強い。

※1 モデルスケジュールでは、テーシュ~ツェルマット間の移動はシャトル電車を利用。
※2 シェンゲン協定…アムステルダム条約でEU(欧州連合)の法として組み込まれている。
協定加盟国以外からの入国時のみ審査があるが、加盟国間の出入国は国内移動と同様に扱われる。EU加盟国でもアイルランドとイギリスは非加盟、EU非加盟国で加盟している国もある。

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