自分で焼く朝食パンケーキ
「COCA RESTAURANT」や「mango tree」を日本で展開するミールワークスグループが２月20日、オールデイブレックファストレストラン「Slappy Cakes（スラッピーケークス）」のタイ１号店をスクンビット・ソイ39にグランドオープンした。健康意識の高い層をターゲットに“スイーツ”ではなく、味と素材にこだわった“朝食”としてのパンケーキやエッグベネディクトなどを打ち出す。
同グループは2009年にアメリカ・オレゴン州ポートランドに創業した「スラッピーケークス」の日本国内におけるフランチャイズ契約と、アジア全域におけるマスターフランチャイズ契約を締結している。2013年１月にオープンした東京・新宿店を皮切りに、ハワイのほか、東南アジアでも現在既にフィリピンで４店舗、シンガポールで２店舗、マレーシアで２店舗を展開中だ。
ミールワークス代表の小島由夫氏は24年前、大洋漁業（現マルハニチロ）時代に「COCA RESTAURANT」を通じて、家庭的かつ日常的な、野菜をたっぷり使ったタイ料理を日本に持ち込んだ張本人。
タイ料理は当時若い女性を中心に増えていたヘルスコンシャスな層のニーズにマッチした。
小島氏がスローライフなカルチャーで注目を集めるポートランドで出会ったのが、この「スラッピーケークス」だ。食事として楽しむ本場のパンケーキは、中華圏や中近東でも引き合いがあるという。
同氏は手作りの料理にこだわり、「工場生産された、心の入っていない料理は好きじゃない。温もりのある美味しいものを提供したい」と話す。
守るところは守るが、時代の流れに合わせて変えるところは変えるのも特徴だ。「お国柄人気のあるメニューやトッピングの開発もします。精神が一緒なら、各店で異なるメニューがあってもいい。小規模型店舗だからこそ、手作りの魅力が出せるのです」。
Slappy Cakes
1/10 Sukhumvit Soi 39, Sukhumvit Road,
Klongton-Nua, Wattana, Bangkok 10110
Tel: 02-662-4887
Opening hours: 7:30～23:00
