TICON is now Frasers Property Thailand.

タイの賃貸工場・倉庫開発のタイコン・インダストリアル・コネクション(以下 TICON)は、社名をフレイザーズ・プロパティー(タイランド)に変更。今後、社名を変更したTICONがどのような変革を検討しているか、シニア・バイス・プレジデントのHarry・Yan氏にお話を伺った。

Q1. フレイザーズ・プロパティへの社名変更が、既存の事業にどのような恩恵をもたらしますか。

A. 当社の新しい社名は、5つの不動産資産部門に基づいています。アジア太平洋地域および欧州にまたがる、多様で統合された不動産ポートフォリオの所有者、開発業者、および管理者として統一されたグローバルブランドであるフレイザーズ・プロパティのビジョンを反映しています。

 フレイザーズ・プロパティの統合型産業用プラットフォームを通じて、当社、従業員、そして顧客に成功事例や知識等の提供をいたします。それに伴い、相乗効果を生み出し、様々な市場で、我々の取り組みを強化します。

 フレイザーズ・プロパティ・タイランドは現在、タイ全国で16の工業団地および24の物流拠点で、リース用の工場と倉庫を所有および管理しています。ポートフォリオの270万平方メートルの既存の総賃貸可能なスペースをさらに拡大していくことで、タイ国内で最大の物流、工業用不動産開発業者の1社になることを目指します。

Q2. 社名変更後の会社の方向性はどうなりますか?

A. フレイザーズ・プロパティ・グループの強力なグローバルネットワークの支援を受けて、フレイザーズ・プロパティ・タイランドは、インドシナ半島とインドネシアに焦点を当て、成長するタイおよび一部のASEAN市場において地理的な優位性を有しています。

 統一されたアイデア「Experience Matters(経験事項)」の下で、スマートな総合不動産プラットフォームの大手プロバイダーになるため、「トータルディメンション」戦略に着手しています。フレイザーズ・プロパティは、デジタル時代に進化するビジネスや産業に対応するソリューション、ビジネスネットワークと最先端技術を統合することで、お客様に価値の高い経験を提供することをお約束します。

 総資産350億バーツ超を誇り、タイ証券取引所(SET)に上場される最大の産業・物流REITのフレイザーズ・プロパティ・タイランド・インダストリアル・フリーホールド・アンド・リースホールド・REIT(FTREIT)は、フレイザーズ・プロパティ・グループ内の知識資産へのアクセスを含め、新たなブランドから引き続き恩恵を受けるでしょう。同時に世界的に認められ、国内外問わず、投資家を引き付けることが期待できます。

Q3. 会社の事業体制に変化はありますか?

A. 工業所有権、データセンター、スマートソリューション、およびREIT管理における既存の事業とは別に、当社は工業都市の開発事業を拡大していきます。

 「経験事項」という統一的な考えの下でお客様にサービスを提供することを目指しています。

 新規事業は、投資・開発・資産管理から世界クラスの専門知識を含む、大規模な統合産業主導型の不動産開発プロジェクトに取り組みます。

この改称はフレイザーズ・プロパティ・タイランドにどのように相乗効果をもたらす内容

  • フレイザーズ・プロパティ・グループの専門知識・技術を活用して、フレイザーズ・プロパティ・タイランドのパフォーマンスを強化し、国際水準の企業に格上げ
  • 国際的に認知されている世界的なブランドとの提携
  • タイにおいて企業間およびフレイザーズ・プロパティ・グループ内のプロジェクトでの連携強化
  • 新事業の成長に向けて、ノウハウ移転から、自社のプラットフォームなどを強化
  • 1200以上の顧客を持ち、世界80都市以上でのポートフォリオへのアクセス
  • 学習と人材育成のために、人的交流の機会を創出
  • ビルド・トゥ・スーツ型での経験を活用し、さまざまなタイプの不動産の専門知識を社内で共有


Mr. Harry Yan, Senior Vice President – Investment Property

(66) 805 805 005
fpt.sales@frasersproperty.com
frasersproperty.co.th

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