デュシタニ、セントラル・パタナと大型複合施設を開発へ

タイ屈指のホテル・不動産開発企業デュシタニは4月1日、不動産開発大手セントラル・パタナと共同で大規模な複合施設「Dusit Central Park」をバンコク中心地で開発すると発表した。総事業費は367億バーツで、今年1月に閉館した旗艦ホテルの跡地(敷地面積44万平方メートル)を再開発、2024年にバンコクの新たなランドマークに生まれ変わる予定だ。

「Here for Bangkok(バンコクのためにここに存在する)」構想に基づき、開発は3段階で行われる。伝統的な価値観を保ちながら、ループトップバーなど最新鋭の施設を兼ね備えた「デュシタニ・バンコク・ホテル(39階建て、部屋数250室)」をまず開業。オフィスビルと商業施設の23年完成に続いて、超高層コンドミニアムを2棟(69階建、総戸数389戸)が誕生する。

天国の街を意味するデュシタニ。「遺産と革新の融合、重要なインフラと輸送機関の接続性、ルンピニ公園に面する環境に優しい立地、持続性のある価値を利害関係者にもたらす、比類のない多目的なプロジェクトの提供を目指している」とデュシタニ・グループのスパジー最高責任者は述べた。セントラル・パタナのワラヤ副最高経営責任者は、「Dusit Central Parkは、北のラチャプラソン、南のチャロンクルン、東のスクムビット、西のヤワラート(中華街)を繋ぎ、新旧と金融・商業が出会う分岐点を創造する」と説明した。

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