マニュファクチャリング・エキスポ、6月開催前に経済動向セミナー

自動車部品、製造機械など製造業の展示会「マニュファクチャリング・エキスポ 2019」が、6月19~22日にバンコク国際展示場(BITEC)で開催される。主催者によると、昨年の来場者は4日間で、90,769人と前年比37%増だった。業種別では、自動車と電子製品関連の企業が半数近くを占めた。今年は46カ国から2,400ブランドがブースを出展する予定だ。

 

同エキスポに先駆けて、今年のタイの産業の方向性と経済の動向を占うセミナー「MExperience 2019」が2月26日に開催された。ランジット大学のアヌソン経済学部学長、チュラロンコン大学のピティ国際経済センター(ASEAN研究)長と、パタナ・モーターのチャワット・マネージングダイレクターが登壇し、“米中貿易戦争”といった、タイに大きな影響を及ぼしかねない世界の政治・経済の動きについて意見を交換した。

「現代にも通じる普遍的な内容で、厳しいビジネスの世界で生き残るための心得になる」と、ピティ教授は、地水火風空と異なった角度から兵法を論じている剣豪・宮本武蔵の著書「五輪書」を紹介。目まぐるしく変化する技術やトレンドなどに対応していかないと、いかなる企業でも衰退すると警鐘を鳴らした。

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