タイ商工会議所・貿易委、記者発表会を開催

タイ商工会議所(TCC)とタイ貿易委員会(BoT)は18日、記者会見を開き、米中貿易戦争やバーツ高などの悪材料がタイ経済にどのような影響を与えるかを説明した。TCCとBoTの会頭を務めるカリン会頭は、不安定な要因はいくつかあるが、3月24日に実施される民主化に向けた総選挙、外国人観光客の増加などが好材料になっていると述べた。

在タイ外国人商工会議所(JFCCT)のカン会頭は、汚職問題などが足を引っ張っているが「(世界銀行などの)ビジネス環境ランキング」で、タイは日本や中国よりも評価されており、今後の投資環境について楽観的なコメントを残した。

バンコク日本人商工会議所(JCC)の井上毅専務理事は、昨年11~12月に実施した「2018年下期タイ国日系企業景気動向調査」の結果をもとに説明。16年上期から7期連続プラスとなり、全体として業況感が上向きにあると述べた。5年後にタイで投資を拡大する見通しについては、68%が前向きで前回調査の63%から上昇。リスクはあるが、タイへの長期的な信頼は変わらないとの見方を示した。

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